私が高校時代で後悔することを挙げるならば
迷わず”浪人しなかったこと”だと答えます。
『もっと勉強してればあの大学に…』とか、そういうのではなくて
初めて自分を深く考える瞬間が
浪人という時間にあると思うのです。
浪人生は、なんだか自分を卑下するけれど
私は心の底から尊敬していて、羨ましいのです。
大学生活を振り返ると仲良くなる人も、…になる人も
浪人生が多くてびっくりします。
(もちろん現役生も多いんだけれど)
活動的な学生を見ても
そこには浪人生がすごく多くて
なんでだろう、なんでだろう、と。
そうしてよく考えてみたら、たぶん
・自己の理解が深い
・”何かしなきゃいけない”という意識が強い
・行動力がある
そういう人が多い、気がしています。
私は、深く考える人が好きです。
そこには誰かのうけうりだったり
表面上だけではない自分のことばがあります。
その深みに至る経験は、早いにこしたことがなくて
だから大学入学前にできていることが強みなのだと思います。
そして勉強しなければいけない
受からなければいけないというプレッシャーと戦って
その時間の無意識の成長は、計り知れないものがある…
私は浪人を経験していないからこそ、あくまで”だと思う”しか言えませんが
きっとそれが羨ましい理由なんです。
はじめて未来を見つめたあの1年間が
きっと今の行動を生み出していて
気づいていないかもしれないけれど
間違いなく浪人は強みなんです。
今はもう浪人生になれないけれど
私も負けたくないなあ、と日々思っているのです。