3.11の直後に大学生になった私たちが、就活生になって思うこと。

 

12月の就活解禁を迎え
流れるニュースも合同説明会の様子やら、今年の就活状況に触れるものばかり。

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「景気の回復傾向で求人増が見込まれる一方、多くの企業では依然として『厳選採用』が続いており〜」とか。
「現在の2年生の就活解禁は、経団連の倫理憲章の変更に伴い3年の3月に繰り下げられるため、12月の就活本格化は今回が最後となる〜」とか。

これは例年と同じことなのかもしれないけれど
SNSも就活の話題で溢れ、なんだか慌ただしい様子。

 

だけどちょっと忘れていませんか、テレビさん。
3.11の直後に大学生になった私たちが就活生になったんですよ?

そして、そんな私たちは
東日本大震災直後に大学生活がはじまったのだということを
忘れてはいけないと思うのです。

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高校の卒業式を終えて間もなくのこと
2011年3月11日、東日本大震災が起こりました。

大学入学を目前に、大学生活への期待を胸にしていたあの頃に
3.11から受けた衝撃は、あまりにも大きすぎるものでした。

 

あれからもうすぐ3年、何を思って生きていたのだろう

ボランティアにしなきゃ、学生団体入ろうかな
バイトだけじゃいけない気がする、とか

『何かしなきゃいけない』と意識する学生
いわゆる意識高い系学生が生まれたのも
この3.11のタイミングだったと思うのです。

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かくいう私も、その一人でした。

『宮城県名取市閖上』
ニュースに何度も取り上げられた、この小さな港町に生まれた私は
たくさん泣いて、たくさん失って、たくさん苦しかった。

思い出したくないのか、今でもあまり記憶がないくらいに。

 

ただ、初めて現実と向き合えた時に
『強くなりたい』『力がほしい』と思いました。

『何かしなきゃいけない』
まさにこの想いに突き動かされて、今までがむしゃらに駆け抜けてきました

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その想いに急かされて生きてきた、大学生活をまるっと駆け抜けてきた私たちは
誰もがきっと、3.11の経験から得た大きなものがあるはずだと思うのです。

そうして価値観が変わったり、行動が生まれたり
大きくても小さくても想いを持っている人は
いわゆる『今年の就活生』にたくさん居るはずなのです。

 

自分自身も就活生の手前、何もえらそうなことを言える身分ではありません。

ただ、『就活で話せるネタが無い』なんてよく耳にしますが
けっしてそんなことはないと思うのです。

だったら私は、何もできません。

ビジネスもできないし、リーダーシップも分からないし…
ただ、どう生きたいのか考えることから
未来に向き合うことから、ぜったい逃げたくないのです。

 

就活は初めてキャリアに向き合う第一歩です。

何を成し遂げたいのか、どう生きていきたいのか
私たちは、いったいどんな将来を見ていくのでしょうか。

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そう思ったら、すごくわくわくしています。
みんなで考えていきたいのです、これからのことを。

日本の未来を創っていく、はじめの一歩

2015年卒、就活解禁です。

3.11の直後に大学生になった私たちが、就活生になって思うこと。」への2件のフィードバック

  1. みやむ

    言葉で人を奮い立たせる能力ってだんとつようちゃんが秀でてるなって思うますうう。
    がんばろーっておもえるる(´▽`)

    返信
  2. 村上克太

    ブログ読みました。
    自分も同大生です。2回です。
    3.11直後に大学生になって
    もう就活なんてあっという間でしたね…
    あの時の絶望から新たな希望を持って
    絶対に何か変わった姿が就活で
    生きてくると思います!
    頑張ってくださいね^_^
    太白区中田出身の僕も応援してます!

    返信

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